山脇学園中学校・高等学校 YAMAWAKI GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL

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金沢大学で「女子高校生のための情報学体験講座」を実施しました

山脇の学び

12月13日(金)、金沢大学創成メディア情報センターとの連携プログラム「女子高校生のための情報学体験講座」を実施しました。

プログラムを担当してくださったのは、金沢大学学術メディア創成センターの大野浩之先生と森祥寛先生です。お二人はシェルスクリプトという普遍性の高いプログラミング言語の教育プログラム開発を行っており、今回は、山脇学園のサイエンスクラスの生徒のために特別に講座を実施してくださることになりました。

東京から新幹線で金沢駅に向かい、金沢駅からはバスで角間キャンパスに移動しました。生徒は、大学の中にいくつもバス停があるほど広大なキャンパスに驚いていました。午前中は大野先生と森先生がご担当されている大学院の授業「スマート創成科学」を聴講させていただきました。講義では「データサイエンスとは何か?」についてや、ビッグデータの扱い方について学びました。外国人の学生の方も多いことから、英語と日本語を交えながらの内容でしたが、生徒たちは真剣にノートをとっていました。

また、ゲストスピーカーとして、JSTムーンショット目標6研究開発プロジェクト「スケーラブルで強靭な量子通信システム」のプロジェクトマネージャーで慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科の永山翔太先生も登壇され、量子コンピュータ研究の最新のお話を伺う貴重な機会もいただくことができました。

学生食堂で昼食を食べた後、午後はメインプログラムの「プログラミングを用いた大規模データ処理」にチャレンジしました。今回取り扱った大規模データは、90項目×100億行=9000億項目に及ぶ気象データです。先生方から、シェルスクリプトコマンドを、1から教えていただきながら、膨大なデータから必要な情報を取り出すための方法を学びました。

高校生にとっては難易度の高い内容でしたが、先生方が丁寧に教えてくださり、思い通りにコマンドを動かせた時には達成感を感じている様子が見られました。

早朝に東京を出発し、再び東京に戻ってきたのは夜。1日がかりのツアーでしたが、生徒たちにとっては国立大学の研究環境や、次世代の教育に情熱を注いでくださる先生方の温かさ触れ、大学進学のさらにその先にある学びや研究の世を体感する貴重な機会となりました。

 

大学院の授業を聴講、真剣に聞き入る生徒たち

とても広い角間キャンパス、エリア間は橋でつながっています

(昼食は学内で)机に足跡を残せるとのことで、校章を描いていました

午後のプログラムでは100億行におよぶアメダスデータを扱いました