2018年度・2019年度卒業生の同窓会が行われました
学園便り
1月初旬に、YAMAWAKIホールにて「2018年度、2019年度卒業生の同窓会」が行われました。
たくさんの卒業生の元気な姿、素敵な笑顔に出会うことができて、素晴らしい2022年の幕開けとなりました。

2018年度卒業生

2019年度卒業生
セレモニーでは、卒業生へ、理事長先生、同窓会会長、学校長、先生方から温かいメッセージが送られました。




学校長からのメッセージ(一部抜粋)をご紹介いたします。
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みなさん、お帰りなさい。
みなさんのこの2年間は、高校時代に思い描いていた日々とはまったく異なるものだったと思います。
何故自分たちだけが、なぜこんな時代に、と思うこともあったでしょう。しかし、あなたがたは黙々とそれに耐えました。時に孤独に耐えながら、自分をじっくり見つめ、できることを行い、蓄える時間を過ごされてきたことでしょう。
私たちはこの日々で、抗えないものに対峙する術を知りました。愚痴を言わず嘆くことをせず、過酷な世界の状況を見渡しながら、よりよい対処法を知りルールを守り、理性というものの大切さや、一人ひとりができることを模索することの尊さを学びました。そして、変化を進化に代えうる、人間の強さやしなやかさも知りました。
感染者数の状況はいままた増加に転じ、次の波の訪れが報じられています。長い戦い、長い付き合いになる、と覚悟は決めているものの、気持ちは重くなります。
しかし、これからもご自身で豊かな時間をつくり出すことを、どうか諦めないでください。柔軟に考え、しなやかに発想し、自分を向上させる行動を起こし続けてください。いつも前向きでひたむきで、明るいエネルギーに溢れていたみなさんなら、それができると確信しています。
いまのみなさんは、社会というステージに上がる準備の時期といえます。その社会とは、世界の大きな変化や技術の進歩が進む中での予想のつかない社会であり、多様な価値観や情報の中、問いのない答えが日々突きつけられる世の中だと言われています。みなさんには100年と言われる長い人生を学び続け、幅広い視野と、自分の頭で考えて行動できる力を持ち、年を重ねるごとに輝きを増す女性でいてほしいと願います。
ではいまできる準備とは何でしょうか。私は、「自分の“志”を明確にしておくこと」だと思います。
そしてそれには2つの方法がある、と考えています。
一つ目は、自分の20年の人生を丁寧に振り返ることです。たくさんの出会いやさまざまな学びや経験から培ってきたことが、今の自分をどのように形作っているかに気づくことです。そこから自分の強みとは何かを知り、自分の何をより磨くべきかを知ることに繋がることでしょう。
二つ目は、そのかけがえのない自分の力を、どう活かしたいか、どのように世のため人のために役立てるのか、考えることです。
“志”という言葉には、差し上げる、という意味もありますね。学んできたことが社会とつながり、誰かの幸せに向けて差し上げられてこそ、自分が存在する価値や生きがいを感じられる、これはあなたがたの先輩たちが社会で活躍している姿を見ていても、強く思うことです。
時間はまだあります。早速準備を始めてみてください。あなたが生き生きと活躍できる場所を見いだしていく指針に、きっとなります。
みなさんがこれから進む道は、ときにはでこぼこ道も上り坂も分かれ道もあるかもしれません。雨や風に立ちすくむことも、この2年間のように予測できなかった状況に直面することもあることでしょう。
苦しい時こそ、何事にも誠実に向き合うことを忘れないでください。人に感謝し、笑顔を忘れず、誠実に一生懸命取り組んでいれば、そんなあなたを見てくれている人が必ずいて、道を拓く助けをくれます。
山脇の校章、ハートに富士。「まるく優しい心の中に、いつも凛として品格ある姿をたたえた富士の姿」
山脇生の理想の姿を描いたこの校章は、どんなときもみなさんの生き方を照らし、あるべき自分の姿を教えてくれます。これからもいつも心の中につけ続けてください。
「しるしに恥じずもろともに つとめはげみて世に立たん」と歌われる校歌も、口ずさめばいつも、志をもって頑張っているたくさんの仲間や先輩がたを思い、力づけられると思います。
そして、忘れないでください。先生方はこれからも、あなたがたのご活躍を心から願っています。
これから進むどのような道も、たゆまず力強く歩み続けられるよう応援し、人生に幸多かれと、いつもこの学び舎から祈っています。
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このメッセージが、様々な場所で頑張っている山脇学園の卒業生のみなさんに届きますように。
<2018年度卒業生>



セレモニーの後は、仲間や先生方と語り合ったり、写真を撮ったり、楽しい時間を過ごしました。
<2019年度卒業生>


いつまでもいつまでも仲間と校舎との別れを惜しんでいました。


また、お会いできることを楽しみにしています。
この学び舎から、卒業生のみなさんの幸せと心身の健康を心より願っています。