高校1年 『EUがあなたの学校にやってくる』
11月10日(金)6限のHR活動の時間で、EU加盟国であるスロヴェニア共和国の駐日公使であるJaka Miklavčič様をお招きし、「EUがあなたの学校にやってくる(EU Comes to Your School)」の出張授業をしていただきました。
授業では、スロヴェニアという国の文化や歴史、日本との関係について詳しく教えていただきました。生徒たちが理解しやすいように、四国とほぼ同じ大きさの国土を持つ国であることなど、日本を例にとってわかりやすくお話下さり、象徴的な山があり自然が豊かな点が日本と似ていることを知ることができました。また、EUの成り立ちや目標、世界で果たしている役割、EUの目標なども教えていただきました。
公使は以前、学生時代に日本に来たことがあり、その時に「いつか必ず戻ってくる」と思われたとの話もあり、将来の進路を決める時期に差し掛かっている生徒たちにとって、とてもよい刺激となるお話でした。
生徒の感想をいくつか紹介します。
EUと日本の関係について知り、貿易や企業進出などで深く関わりがあるのだと学びました。日本はこれから公共でも課題になったような東アジアとの連携を強化し、さらにSDGsなどに力を入れ、地球的規模の課題をEUと取り組んでいくべきだと思いました。目標も近いので、お互いに支援していけると思います。そして、これからの日本とEUの関係はこれまで通り、しかしこれまで以上に技術などの共有で良い関係を築けていけるのではないかと考えました。
サイバーセキュリティや気候変動、高齢化など日本とEUは同じ問題を抱えています。また毎年、首脳協議を開催し民主主義と人権を共有しているところから見ても双方にとって重要な存在だと思います。留学を勧めているところからも関係を強めたいのだと感じ取れました。
そのため、今後はデジタル、健康安全保障、持続可能な開発目標など多くの点で関わり合い環境化学技術の面でも協力していくと考えます。
EUでは、日本人のための留学制度などがあり、ヨーロッパ連合という名前だけだと、一見ヨーロッパだけの枠組みのようにみえて他の国への支援も手厚く素敵なものでした。日本はSDGsを意識していることから貧困をなくすなどEUの政策と共通することが多くあります。そのため、今後日本とEUは国際問題の解決などで多く関わることになると考えます。