学習院女子大学 畠山先生による平和教育授業を実施しました

2023年12月10日

10月4日と11月8日の2回にわたって、学習院女子大学との高大連携プログラムとして中学生を対象とした平和教育授業を行いました。

山脇学園初代校長の山脇房子先生は、第1次大戦時に津田梅子らとともに日本婦人白国同情会を設立し、当時の山脇高等女学校の学生たちとともに、ベルギー難民救済のための寄附事業を行うなど、常に世界に目を向け苦しんでいる人々のために行動をする人物でした。

それから1世紀あまりが経ち、再び世界の各地で戦火が広がっている中で、生徒たちが世界に目を向け、未来の平和をどのように築くかということについて考えるためのきっかけとなればと、今回のプログラムが実現しました。

講師を務めて下さったのは国際コミュニケーション学科教授で国際政治学がご専門の畠山圭一先生です。「戦争と平和」という大変難しいテーマでしたが、生徒たちはみな真剣に先生の話に耳を傾けていました。誰もが平和を願っているにも関わらずそれを実現することの難しさ、それでもその中で「人間の尊厳」を追求していくことの大切さについて考える貴重な学びの機会となりました。

3学期には高校1年生・2年生を対象とした平和教育プログラムを実施予定です。

 

<生徒たちの感想>

◆「戦争」について

今回は「戦争」とはそもそも何なのか・なぜ戦争をする必要があるのかなど、自分がずっと疑問に思っていたことを様々な視点から考察する大切さを学んだ。また、戦争まで発達する経緯や今までの歴史を詳しく教えてくださったことで今まで知らなかったことに気付けた。

それぞれの正義・価値観や共通の認識が複雑にからみ合って少しずつ戦争の原因・きっかけを作っていくことが分かりました。戦争をなくすのは難しくても、小さく、少なくしていくためにはどうしたらよいかを客観的に考えていけるようになりたいです。

◆「平和」について

これまで平和とは戦争などが起きていない平穏な状態を指すものだと思っていましたが、それだけでなく宗教や差別などもっと複雑な要素が絡んでいると知り、自分の中の平和のイメージが大きく変わりました。また、平和にするためには、個人がただ平和を願うだけでは実現せず、国家単位の膨大なコストと努力が必要とのことで、外交や国連などの活動にも興味が湧き、色々と調べてみたいと思いました。

「平和」を叶えるためには、個人個人の意志ではなく大勢の努力が必要で、だからこそ「平和」の実現が難しいのだと思います。その中でも、自分の意志を持って、「平和」について考えていきたいです。