中学2年 企業フォーラムを行いました

2022年12月2日

中学2年生では、11月4日、11日の総合的な学習の時間で、企業フォーラムを行いました。

 

2022中2企業フォーラム

企業フォーラムというのは、保護者の方でご協力いただける方を学校にお招きし、お勤めの企業やお仕事について鼎談形式で語っていただく取り組みです。

生徒と保護者、学校が三位一体となってできる活動はないかということで、今年度初めて実施しました。

2022中2企業フォーラム

今年度の総合学習の時間では、自分と社会について、交互に考えつつ、より社会に目を向けながら、自分が将来何をしたいのかを考えています。中学1年生から継続していますが、中学2年生では、考えるべき大きな柱の1つとして「仕事」があります。

「仕事」を自分のこととして捉えられるように、(1)インタビューを通じて保護者の方のお仕事や職業を知る、(2)はたらくとは何かを考える、(3)実在する企業に関するアンケートを取る、(4)その成果をまとめてプレゼンで報告する、など、より実際の形に即した形での学びができればと考えながら授業を展開してきました。

企業フォーラムは、仕事とはなにかを知るひとつのまとめとして実施しました。日々社会でご活躍される皆さんからお話を聞くことで、働くということのイメージや、今の自分に必要なこと、将来への具体的なイメージを深めることができました。親御さんということも相まって、生徒にとっても教員にとっても非常に刺激的なフォーラムとなりました。

改めて、ご協力いただいた保護者の皆様ありがとうございました。

 

~~生徒の振り返りの感想から~~

【企業フォーラムで感じたこと】

◆ どの人も「仕事は大変!」というよりかは「仕事は楽しい!」と言っているように感じました。また、大手の企業に勤めている方の話でも「マネジメント担当」や、「記者担当」など担当が分かれていてそれぞれ自分の得意なことを生かした部門で成果を上げていて今までの自分の企業に対しての視野が狭かったことを感じさせられました。

◆ 採用ポイントとして、多くの企業が、人の話をしっかり聞ける人などの学校生活でも注意されるようなことがあがっていた。また、職業選びでは自分が好きだったり、楽しいと思って取り組むことができたりする職業・会社に就くことが良いと言っていたから、大変なこともあると思うけど、全てのことが辛いと思ってやる仕事は向いてない仕事なのかなと感じた。

◆ 沢山のお父さんやお母さんのお話を聞いてみて、私が知らないだけで様々な職業があり、その職業で働いている人がいることを知って、私の知らないだけで社会には様々な選択肢があるのだなと感じた。

◆ 質問で「仕事で悔しかったことはあるか」というものがありました。この質問に対し来てくださった皆さんは、仕事で悔しいこと、辛いことをするのは当たり前だとおっしゃっていました。これを通して、仕事をするのは辛いことがあるのはもちろんのことだけど、それはみんなも同じなのだと感じました。

 

【企業フォーラムを経て、「働く」とはどういうことだと思いましたか】

◆ 社会や会社自体を支え、自分や周りのために時間を費やすことだと思いました。また、企業フォーラムを聞き、責任が伴い、負担がかかって辛い時や投げやりになるときもあるけれど、その分やりがいや達成感を感じられることを知って、辛いことばかりではないし、社会を知るよいきっかけになるものだと思いました。

◆ お金を稼ぐというのも働くということですが、それはあくまでも働いた分の時間や量がお金として戻ってくるのであって、自分の得意なこと、好きなことを活用して何かを作ったリ、計画したりすることで人を幸せにするというのが『働く』ということではないかと思いました。

◆ 私は、「学ぶ」「挑戦」などかなと思いました。これだけとは言えませんが、会社に来て欲しい人材の質問の時に、「挑戦」という言葉を何回か言っていて、印象に残りました。学ぶというのは、人間は30年くらい生きていてもまだまだ知らないことがたくさんあるし、一生学び続けると言う言葉が本当に印象に残っていて、企業フォーラムに来てくださった方々もまだまだ学んでいるのかなと考えたからです。

◆ 働くとは、収入で自分や子供、家族の家計を支えるだけでなく、自分が子供の時に培ってきた知恵や能力、就職してから頑張っていること、努力していることを使う場面なのだなと思いました。その仕事には使わない、今まで頑張ってきたものもなんらかの繋がりで仕事に反映できるものだと思いました。それらを全部ひっくるめて働くということなのだなと私は思いました。講演をしてくださりありがとうございました。