西表島野生生物調査隊 活動記録2022
中学3年生科学研究チャレンジクラスの生徒は5月9日〜14日まで、野生生物調査隊として、西表島に行ってきました。1日目移動後から、4日目午前までは船浦班・白浜班に分かれて活動をします。
(今回の記事は、中学3年生HP係の文章を元に作成しています。)
羽田空港に集合後、飛行機で石垣島へ。その後フェリーで西表島まで行き、バスでそれぞれの宿泊場所へ向かいました。
〜船浦班〜
[1日目]
干潟、星砂海岸で夜間調査をしました。



[2日目]
カヌーで西田川の実習とサンガラの滝での生物調査を行いました。写真で見たよりもサンガラの滝が大きく感じました。ぬかるんだ道をトレッキングしたのと、慣れないカヌーを漕いだことでとても疲れました。夜間調査ではパイナップルの花を 見たり、亀を見たりしました。




[3日目]
自然にできた鍾乳洞の観察をしました。鍾乳洞についた水滴が宝石みたいで綺麗でした。西表島の祖内集落では、節祭(しっち)など現地の文化についても学ぶことができました。マンゴー農家さんの話も聞くことができました。この日の夜は展望台の上のあずまやで、自己紹介や雑談をしました。改めてクラスメイトや先生のことを知ることができ、楽しかったです。




[4日目]
午前中、マングローブとニッパヤシの観察を行いました。夜には、船浦班でマリウドの庭のスペースでこの4日間のまとめをしました。この活動でお世話になった琉球大学の先生は冗談も交えてお話をしてくださって、とても楽しかったです。その後、道を歩きながら、蛍や カエル、ムカデを見かけました。蛍はきれいでしたが、ムカデは本当に大きくて驚きました。



〜白浜班〜
[1日目]
夜にはマングローブ三種の葉と枝を置き、希望者は各自で夜や2日目の朝に観察をしました。
[2日目]
午前中は星砂海岸で生物調査と星砂採取をしました。 ヤドカリや小さい魚などを協力して捕まえました。

午後はジャングルを探検し、その途中で炭鉱跡を観ました。ウミガメとウミショウブという海藻の生態系についての講義を聞きました。

[3日目]
天候に恵まれず予定の変更はありましたが、午前は2班に分かれてカヌー•サップ体験、干潟散策を行いました。午後も 同様に二班に分かれて動力船で仲良川まで向かい、干潟で生物観察を行いました。生憎の天候で、厳しい状況下となり、1番大変な行程でしたが、新たな知識を得られたり、新しい生物を見つけられたり、1番思い出に残っている1日です。
夜間調査ではヤエヤマホタルの観察に行きました。雨が降ってホタルが見られないかもという一か八かの状況でしたが、無事に観察することができました。行き帰りでいろいろと苦労がありましたが、それも含めて都会では絶対体験できないこと ができたと思います。


[4日目]
午前中は白浜港で釣りをしました。結果は、2匹を釣ることができました。
〜合流〜
4日目午後に船浦班・白浜班が各班の活動を終えて、合流しました。合流後は、サバニの体験を行いました。夕方は、現地の青年団の方々との交流会のあとみんなでBBQをしました。


[5日目]
動力船で船浮へ向かい、着後船浮散策をしました。 歴史的なものから生物までいろいろ見ることができました。 イダの浜でのシュノーケリングは、海の透明度が高く、熱帯魚やウミガメ、サンゴを見ることができました。
宿舎に戻り、民宿最後のお昼ご飯を食べたあとバスでジャングルホテルへ移動しました。 念願の湯船は予定変更によりなしになりましたが、仲のいい友達との相部屋はとても楽しかったです。 自由時間のちホテル内のジャングル散策と夕食のバイキングを食べました。

[6日目]
朝食後、ジャングルホテルを出発しました。
時間に余裕があったため、港でもお土産を買うことができました。 フェリーで石垣島着後、バスで石垣鍾乳洞へ入りました。トトロの鍾乳石やライトアップされた鍾乳石が神秘的できれいで した。
お昼に八重山そばを食べた後、各自でアイスを食べるなど、ゆっくりと過ごしました。 その後、空港へ移動してお土産を購入しました。お土産は黒糖とちんすこうが人気でした。
今回の体験を通して、自然に触れることの楽しさと大変さを感じました。また、実際に生物や植物を観察することで、更に関心が深まるきっかけになりました。これからの科チャレでの活動が楽しみです!