現役大学生による進路相談会を実施しました
12月10日(土)、山脇学園で学習アドバイザー(学習チューター・atama+のコーチ)として生徒の放課後学習のサポートをしてくれている卒業生の声掛けで、現役大学生による進路相談会(全体説明会+個別相談会)が実現しました。
参加してくれた大学生は、文系が経済学部・法学部・国際教養学部の1年生が各1名、理系が看護学部・薬学部の1年生が各1名と、医学部の2年生1名です。
当日は、中学生・高校生合わせて16名の生徒が参加しました。
全体説明会では、大学生たち1人1人が、自分がどんな中学・高校生活を送ってきたか、大学の学部ではどのようなことを学んでいるか、大学生の時間割や1日のスケジュールなどについてお話してくれました。
また受験生時代の勉強の仕方について、平日・休日の時間の使い方を教えてくれたり、科目ごとの勉強の仕方を、お勧めの参考書や問題集とともに教えてくれました。
ある先輩は、自分が中学3年生で英検2級に合格できたたことで安心してしまって、高校1・2年次に英検の勉強をして来なかったことで高校3年次に焦ってしまったという経験を話してくれた上で、「自分が何となく行きたいと思っている大学・学部の募集要項を今のうちから見て、どの時期から勉強を始めたらいいか逆算して考えることをお勧めします」というアドバイスをしてくれました。
また、学校推薦型選抜や総合型選抜で進学した先輩からは、学習の進め方に加えて、面接試験に向けてどのような準備をしたらよいか、面接で聞かれたことにどのように答えたらよいかというお話もありました。
医学部に進学した先輩は、山脇での中学・高校時代の写真をスライドで映しながら「自分は楽しいこととかを我慢して勉強に費やすということをしなかった」「そのように楽しんだ経験が、自分の人生をとても豊かにしてくれていると感じる」というお話をしてくれました。その上で「いま中学生のみなさんには本当に楽しいことがたくさんあると思うのでそういったことも一生懸命経験しながら勉強も頑張ってほしい」というメッセージを送ってくれました。
個別相談では、勉強法やテスト前の過ごし方について、英検はいつまでに何級をとればよいか、いつから大学受験を意識すればよいか、苦手科目を克服するにはどうしたらよいか、といったことについて質問が出たようです。
実施後、参加してくれた大学生が受験生時代に使っていたお勧め参考書リストを送ってくれたのでSSI(Self Study Island)に紹介コーナーを作りました。
今後もこうした機会を通じて、先輩から後輩へ、卒業生から在校生へと学びを継承していく文化を広げていきたいと考えています。
★参加者の感想★
・大学生の1日のスケジュールを聞いたり、学校の魅力を紹介してもらうことによって遠い存在に感じていた大学を少しでも身近に感じることができて、新鮮だった。
・医学系の仕事につきたいけれど、どのような仕事があって、どの学部でどのような事が学べるのかをよく知ることができました。
・受験を体験した先輩方の勉強法やスケジュールが聞けてとても参考になりました。大学の情報やおすすめの参考書などを細かく聞くことが出来てとても楽しかったです。
・高校生となり、大学受験について考えることが多くなっていたタイミングで実際に受験を乗り越えた先輩方からの勉強に対する向き合い方や、具体的な勉強法、アドバイスを頂けて、より現実的に受験に向き合うことができました。