中学1年 ビブリオバトル山脇杯決勝大会を実施しました
中学1年生では、1年間の知の技法の活動の集大成として、ビブリオバトルを行いました。
ビブリオバトルとは、本の紹介合戦のことで、制限時間(3分)内に、自分が「紹介したい」と思う本の魅力を語るものです。「どの本が1番読みたくなったか」を基準に、クラス内予選/本選を通してクラス代表者1名を投票によって決定し、講堂にて行われる決勝大会に臨みます。
昨年12月より改修工事を終えて開室したラーニングフォレストを有効的に活用し、発表準備を行ってきました。
クラス内予選や本選も、ラーニングフォレスト内のプレゼンテーションエリアやグループワークエリアを使い、熱いバトルが繰り広げられました。
各クラスの代表者が決定し、講堂で行われた決勝大会には9名の生徒が登壇しました。
さすが各クラスの代表、どの生徒も正々堂々と、大好きな本について熱く語っていました。やはり「自分の好きなもの」について語るというのは、生徒にとっても楽しく嬉しいことのようです。
この活動を通して、読書を身近に感じ、本の世界の楽しさを味わってほしいです。
以下、生徒の振り返りを一部ご紹介します。
〔ビブリオバトルを通して、自分が成長したと感じることや新たに発見できたこと〕
・成長したと感じることは、今までは本を読むだけで終わっていたところを、本を読んでどう思ったか考えたり、自分の生活に照らし合わせて考えたり、作者の意図について考えたりすることが出来るようになったことです。そのため、新しい価値観や考え方などを発見できたと思います。
・松本先生もおっしゃっていたように、最近は、ずっとスマホやiPadの画面を見るばかりで、活字を読む機会が少なくなっていました。このビブリオバトルを通して、活字を読むことになり、「やっぱり本はいいな」と思ったので、今後も本を読んでいこうと思います。
・私は普段本をあまり読まないのですが、自分が友達におすすめしたい本の紹介をしたり、友達の発表を聞いたりしているうちに、前の自分と比べて、本に対しての考えが前向きになったと感じています。また、友達のいきいきとした発表を聞いていて、本に対しての気持ちがよく伝わってきて、聞いている側としても「読んでみたい」という気持ちが湧きました。
・まずは、上手に本を紹介する方法を学ぶことができました。そして、人に「読んでみたい」と思ってもらうには、話す技術というのも必要だけど、人の心を掴むことが大切だということを改めて実感しました。
・どのようにすれば、3分の中で相手に本の魅力を伝えられるのか、「話す構成」に着目して考えられました。さらに、本の要旨をまとめることが苦手だったけれど、少し出来るようになったかなと感じます。また、今まで見てこなかったジャンルにも、面白い作品があるということを改めて知ったので、読んでみようと思いました。
・ビブリオバトルでは、ただ原稿を覚えて発表するのではなく、聞いている人にどれだけその本の魅力を伝えられるかが大事な事だと感じました。他の人の発表を見てとても感動したので、来年は自分もあの場に立ち、大好きな本の魅力を伝えたいと思います。