SI探究特別企画 屋外実験場だより~稲作り~

2021年6月11日

本校は赤坂というビルに飲み込まれた場所にありますが、校内に「田園」があります。

ここを利用して、
昨年はコロナのため取り組めなかった稲作が始まりました。

第1回目の本日の仕事は、頂いたコメの種子選びと、発芽に向けた準備です。

まず、種子選び。

2021SI生物班
お米

きちんと中身が詰まった種子を塩水につけます。
すると、比重が小さい種子が浮かんでくるので、これを分けます。

本来は沈んだ種子を使うのですが、今回は両方を使って成長の違いを観察してみようと思います。

発芽率に差がでてくるのでしょうか?

その後は、湯温消毒。今回は60℃の温度で10分間行い、種子の表面についている雑菌からの防除を行います。

2021SI生物班
温湯消毒

終了後、水につけて積算温度100℃を目指して静置します。
発芽には温度・酸素・水の存在が必要なので、この条件を満たすように整えます。
さて、あとは来週のお仕事です。

2021SI生物班
来週に向けて

休眠状態から覚めたコメの種子一粒一粒からは声が聞こえてくるようです。
「生きていくんだ!それでいいんだ ♪」と。

 

~今回参加の生徒の声(一部抜粋)~

◆初めて挑戦する稲作の第一段階を今日、終えることができました。今日学んだことは田んぼに苗を植えるまでに沢山のやらなければいけない過程があるということです。自分は今まで種があり、ある程度育ったら田んぼに植えると思っていました。しかしまず種を選別し、選別した種をお湯で消毒して、消毒した種を水につけて5日間放置するという、沢山の過程があることを知りました。とても大変なことなのだと知りました。いつも食べているお米もこうしてできていると実感できました。まだ始まったばかりだからこれからがとても楽しみです。

◆一つ一つの工程の意味を考えてやらなければいけないと、今回の活動を通して感じました。どうしてこの作業をするのかと思う場面が本当に多くありました。また、作業を丁寧にこなしていく事も大切だと思います。大雑把にやっては育たないということに改めて気づきました。

◆一言で言うと、この学校に所属できて良かったと思う。学校にある取り組みはできるだけやってみたいと思っていたから、このような取り組みに参加できてとても良かった。しかし、今回は結構刹那的に取り組んでしまったから、次回はちゃんと手順を踏んでやろうと思う。
この学校でやれることは全部やっていきたい(出来る限り)。

◆今回の企画では全て1からおおまかにしか指定されることなく自由にやってみることができたので考えながら実験をする様に試すことができました。これはこうしたら良いのですか?と聞いてみたら先生はさあどうだろうと言ってくださり、自分の行動ひとつひとつを考えてすることができました。
この探究活動はただ苗を田んぼに植えるのでは無く種もみから育てる所から始まった。胚乳が多く重い良質な種もみを取るために塩水選を行う。塩分の濃度を正確に測らないと
種もみの判別ができない。この作業が1番苦労した。最初にビーカーに書いてあるメモリを元に水を入れ塩水選を行った。種もみはほとんど浮かんでしまい正しく判別することが出来なかった。次に水を更に正確に測るためにメスシリンダーを使った。これが成功した。1回目は水をビーカーのメモリだけを頼りに測ったから成功しなかったと学ぶことができた。今度からは正しい器具を使おうと思う。その後も仕分けした種もみを熱湯に入れ湯温処理を行った。同じメンバーの後輩が湯温処理の時間を教えてくれたり、積極的に動いてくれたりして、頼ってしまう事が多かった。今回の活動の最高学年として誰よりも先を考えて行動できる人になりたいと思った。

◆今回の稲作の準備をしてみて農家さんの大変さを少し実感しました。学校で稲を育てるというのはなかなかできない体験なので、参加できてよかったと思いました。米は一粒の種もみからでき、その中でも塩水で浮いてきたものと沈んだものを分けるという作業が難しかったです。塩水で浮いてきたものと沈んだものを分けた意味が本当にあったのか稲をこれから育てるのが楽しみです。

◆私は今回この実験で、米の苗を作る手間や害鳥対策などの大変さを知ることができた。普段日本中のたくさんの人が毎食とっている米だが、このように美味しい米を作ろうとわざわざ農家の方々が作ってくれていることを思うと、感謝の気持ちでいっぱいになった。
実験当日は指示を聞いても混乱してしまい、予定通りにことが進まず後輩の皆や先生方に迷惑をかけてしまったので反省し、これからは落ち着いて実験ができるよう心がけたい。
最後に湯温処理をするとき、段取りを考えて他の行動をすることができなかったので、これからは計画を立てて実験しようと思う。

◆普段の理科の授業ではやらないような、稲作の専門的な知識を学ぶことができてとても興味深かったです。塩水に浸して浮いてしまう米を取り除く作業はとても大変でした。濃度の計算から、水を測って米を取るという単純に見える作業でも慣れていないのですごく時間がかかってしまいました。農家さんの凄さ、そして有り難みを感じました。今回選別した稲を田植えすることがとても楽しみです。