2019年度山脇学園中学校入学式を行いました

2019年4月11日

4月9日(火)山脇学園中学入学式を行いました。

2019入学式
武家屋敷門からの入場

温かい祝福の拍手に包まれ、担任の先生と一緒にYAMAWAKI HALLへと入場しました。

2019入学式
入学許可
2019入学式
学校長式辞

 

【山脇学園中学校入学式式辞】

平成31年4月9日
校長 山﨑元男

 春爛漫の季節を迎え、新しい元号を間もなく迎えようとしている今日のこの日に、このように多くのご来賓と保護者各位のご臨席を得て、2019年度山脇学園中学校入学式を挙行できますことは、私ども関係者一同大きな喜びでございます。

ただいま入学を許可いたしました300名の新入生のみなさん、入学おめでとうございます。厳しい入学試験に合格し、晴れて本校の生徒となられた皆さんを、山脇学園は心から歓迎いたします。また、保護者の皆様、これまで慈しみ育てられた皆様のご苦労を思い、お嬢様のご入学を心よりお祝い申し上げます。おめでとうございます。私ども教職員一同、お嬢様をお預かりして、最善をつくしてまいる所存です。

例年ですと桜の花が満開の中、武家屋敷門を通ってくるのですが、今年の桜は開花が早かったのですが、それでもまだ残っています。またグラウンド下のフィールドエリアでは、今チューリップが満開で、姫りんごの白い花が咲いています。桜だけではなく春はたけなわです。

本学園は1903(明治36)年に東京市牛込区白金町に創設され、今年で、創立116年を迎えます。創立の当初から本校は女子校なので、その良さについてお話しようと思います。最初に数字を紹介すると、都内に女子校は80校あります。それに対して男子校は32校、共学校はちょうどその両者を合わせて111校あります。女子校は男子校の2.5倍あるんです。女子校というのは女性の自立を促し、社会で活躍できるような教育をしていこうという点にその特徴があります。本校の教育目標も、「社会で生き生きと活躍できる女性のリーダーの育成」を掲げています。同じように見える女子校ですが、よく見ていくと設立時期に3つの大きな山があることが分かります。それは、明治維新後、第一次世界大戦後、そして関東大震災の後の三つです。本校も明治三六年の創立で、女子校の中でも最も早くできた伝統のある学校の一つですが、同じような時期にできたのが、共立女子、東京女学館、大妻女子などがあります。江戸時代まで女子はいわば男の付属物のような扱いを受け、自立する教育などは受けられなかった状況にあって、それを打開するために多くの女子校が作られていったのです。近代女子教育の夜明けでした。

2つ目の第1次世界大戦後では恵泉女学園が作られ、高校ではありませんが東京女子大学なども1918年にできました。悲惨な戦争を経験して女子教育に眼を向けたのです。

3つ目は1923年に起こった関東大震災がきっかけでした。社会復興のためには女性の活躍が不可欠との思いから、川村学園や桜蔭学園が生まれました。3つの時期に共通しているのは、この国がとても困難なときを迎え、そこから脱却しようともがいていた時期だということです。因みに第2次世界大戦後に女子校はほとんど作られませんでした。戦後日本に駐留していたGHQがそれを許さなかったからです。近代日本の女子教育の歴史は、困難な時代だからこそ女子への教育の力に願いを込めたということができるのです。端的にいうと女子の活躍に期待したのです。

そのように期待された女子教育にどのような良さがあるのでしょう。いくつかありますが、まずは女子と男子では思春期を迎える時期に微妙な差があり、その差に煩わされない点を上げることができます。思春期はいうまでもなく子供から大人になる難しい時期ですが、共学での男女の思春期を迎える時期の差がある環境は、難しい時期をより一層難しくしてしまいがちです。でも女子校だとその差は感じなくてすむわけです。

また、あまり強調されないことですが、同じ教科でも男子と女子で教え方を変えたほうがより効果があがる場合があります。例えば、英語など、女子は文脈を感覚的に捉える力が強いのに対して、男子は文法などを重視して論理的に読み進んでいくといいます。逆に言うとそうした差を理解していれば、おのずとそうした傾向にあうような教え方が見つかるわけです。

最後に、これが最も大事な利点なのですが、男女差の既成概念に囚われにくい点があります。一般的に男子のほうが数学や理科が得意で、女子は芸術や語学に秀でているなどと言われていますが、個々人を見れば決してそんなことはありません。別学ではそうした男女差による固定観念から自由になりやすく、実際に理系に進む女子の割合は共学の女子より女子校の生徒のほうが高いという調査結果が出ているのです。皆さんは世間一般で言われているような男女による得意不得意に惑わされることなく、自分の才能、能力、将来を見つめてください。そしてどうすれば世の中に役立てられるかを考え、自分に合った志を立ててください。いい忘れていましたが、今日のお話の題名は、「女の子はもっと伸びる」と言うものです。

英語の教育に当たる単語をeducation と言います。この言葉はギリシャ語の「引き出す」という意味の単語がもとになっているそうです。今まで述べた女子高の良さを生かして是非この6年間で自分の才能を引き出し、将来に繋げていってほしいと願っています。

最後になりましたが、保護者の皆様に申し上げます。この度、大切なお嬢様方を本学園がお預かりすることになり、教職員一同、この重い責任を全うするために全力を傾けてまいります。私どもの目標は、ご家庭と学校が力を合わせ、お嬢様方の学園生活を最良のものにしていくことに尽きます。深いご理解とともに、学校運営へのご協力を、心よりお願い申し上げます。

新入生の皆さんが心身ともに健やかに、有意義な学園生活を送られることを願い、式辞といたします。

 

2019入学式

【誓いの言葉】

やわらかな風に包まれ、暖かい日差しを感じる春、私たち新入生300名は、伝統あるこの山脇学園に入学できることを、心から嬉しく思います。

本日は、このような素晴らしい入学式を開いてくださり、本当にありがとうございます。

私が山脇学園に入学したいと思ったきっかけは2つあります。
まず1つ目は、山脇祭を見学した時、学校の穏やかで、落ち着いた雰囲気が、とても印象に残りました。そして、優しくハキハキと挨拶や案内をしてくださり、質問に丁寧に答えて下さった先輩方の姿が、魅力的だと感じたからです。

2つ目は、私は将来、薬剤師になりたいという夢があります。オープンキャンパスで見たサイエンスアイランドでの先輩方の研究発表や、私自身も体験できた実験のブース。そして、山脇学園の学習プログラムのサイエンティストの時間は、私の夢を実現させる一歩になると思ったからです。

私にとって、中学入試は大きな試練でした。
成績が思うように上がらず、苦しいことも沢山ありました。入試の時は、口から心臓が飛び出るほど緊張しました。

しかし、家族や周囲の方達の支えや、何よりも山脇学園への憧れが、試練を乗り越える大きな力となりました。入学できると決まった時の喜びは忘れることができません。

私は今日から始まる、学園生活に、不安もありますが、期待と希望で胸が一杯です。

新しい先生、先輩、友達との出会いを大切にし、仲間と共に助け合いながら、成長、向上していきたいです。また、一つ一つ丁寧に女性としての礼法を身に付け、教養を深めていきたいと思います。

最後になりますが、理事長先生、校長先生をはじめ諸先生方、上級生の皆様、あたたかいご指導をよろしくお願いいたします。

山脇学園の生徒としての誇りを持ち、夢に向かって、一歩ずつ歩んでいきたいと思います。

2019年4月9日
新入生代表

 

2019入学式
担任団の紹介
2019入学式
校歌斉唱

 

式を終え、新入生は教室で初めてのホームルームを行いました。

たくさんの祝電をありがとうございました。

2019入学式
ホームルーム後の様子

2019入学式

 

青空も桜もチューリップも、新入生を祝福しているようでした。

2019入学式
SIの屋外実験場

2019入学式

2019入学式

 

ご入学おめでとうございます。皆さんと出会えたことを、本当に嬉しく思っています。
この学び舎で共に歩んでいきましょう。