日本甲殻類学会第57回大会でポスター発表に臨みました

2019年10月26日

10月19日土曜日、本校高校1年生サイエンスアイランド(SI)部生物班の2名が、東京海洋大学で行われた日本甲殻類学会第57回大会でポスター発表に臨みました。

2019甲殻類学会

二人の発表は、「ミナミヌマエビの色彩の嗜好性」と題された研究。

この研究は先輩たちから受け継ぎ、数年間にわたって中3の科学研究チャレンジプログラムで行われている継続研究です。

両名とも昨年、中学三年時に科学研究チャレンジプログラムのクラスに所属しており、今年度は昨年の研究からさらに引き続いてSI部にて継続研究を行ってきました。

ミナミヌマエビは、本校サイエンスアイランドの屋外実験場の実験池にも生息している淡水の小エビの一種。この小さなエビが、それぞれ色彩の違うビニールテープを白いバットの底に貼り付けておくと、黒、もしくは赤い色のテープにもっともよく集まることから、ミナミヌマエビには色彩の嗜好性があるのではないかという仮説を立てています。もし色に好みがあるのであれば、本来生活している空間において、エビがどのような行動をとるのか、大きなヒントになっていきそうです。

最初はちょっと緊張気味だった2名ですが、次々と説明を求める大学生や大学の先生が押しかけ、すぐにプレゼンにも余裕が出てきました。

何よりも本人たちが興味を持って行っている研究ですから、多くの研究者たちのフィードバックを得ることができて、本当に楽しそうな様子でした。特に京都大学の先生から、ミナミヌマエビの系統について的確な指示をいただきました。また、他の研究者からも生理学的な解析方法を教えて頂きました。

本校では科学研究チャレンジプログラムが始まって、今年で7年目になりますが、この学会への参加は初めてでした。ヌマエビの行動様式だけでなく、飼育の仕方や産卵の条件など、様々な点で試行錯誤してきた過去の研究に通ずるヒントが沢山ありました。また、甲殻類研究の専門家の方々からの質疑応答に、しがみ付いて一生懸命に答えた経験は、学校の外に飛び出さなければ得られない飛躍的な成長の機会になりました。厳しさに触れる中で、生徒の表情がみるみる変わっていった事が印象的でした。

 

生徒の声
「他の高校生の発表の中で、こうしたらよいのではと思うことがあり、自分の次の発表に生かしていこうと思った。」
「発表練習では、先生から『ポスターに書いてあることだけでなく、自分の言葉にしなければならない』と指摘されたが、実際に行ってみてその意味が分かった。」