高校1年 富士山と伊豆半島へ夏季学校に行きました

2019年8月27日

高1は7月22日から3班に分かれて、2泊3日の夏季学校に行ってきました。探究活動として位置づけられた夏季学校では、富士山と伊豆半島をフィールドとして、現地で見て、感じて、知る、3日間となりました。その活動内容をご報告します。

~1日目~

【結団式】

学校で各班そろって結団式を行いました。夏季学校の3日間でどのように変化できるか、その達成目標を確認し、出発します。

2019h1夏季学校

2019h1夏季学校

 

【青木ヶ原樹海・洞窟】

青木ヶ原樹海と洞窟の探検では、溶岩の上を歩きながら植物や木の植生についてガイドの方に解説していただきました。溶岩の上を這うような根や、バランスを取るために幹が曲がっている木を見ました。洞窟では、地上との気温の差が大きく、一気に冷気を浴びると一様に「さむい!」と声を上げていました。洞窟内ではヘッドライトを駆使して、奥の方まで入っていきました。池の水が凍り、ライトの光のみが辺りを照らす幻想的な空間でした。

2019h1夏季学校

2019h1夏季学校

 

【山の村】

キャンプ場では、カレーを自炊しました。かまどでの火おこし、飯窯での炊飯など、どうやったら上手にできるか、四苦八苦しながら作業していました。お互いに声をかけながら協力して作ったカレーならではの味わいを感じて食べました。

 

【キャンプファイヤー/HR】

3班ではキャンプファイヤーを実施。自分たちで木を組んでみました。儀式やゲームは校外係が中心に企画運営をしました。高く上がった火に、「おー」という声があがり、ゲームも楽しく行うことができました。

雨天でキャンプファイヤーができなかった班では、クラスの生活棟内でHRを実施しました。

 

~2日目~

【朝食~宝永火口】

2日目は5時台から起床。協力して朝食を配膳し、皆でそろって頂きました。朝食後、一晩を過ごした生活棟を心を込めて掃除して、出発しました。

バスで富士山5合目まで移動し、登山を開始しました。高木が育つ境界である「森林限界」を越えて雲を下に見おろしつつ、全身に自然を感じて気持ちよく登りました。目前に広がる宝永火口は、そのダイナミックさに圧倒されました。霧のため火口が見られない班もありましたが、霧の立ち込める火口は幻想的なものとなっていました。

 

【自主研修】

バス内での昼食後、グループごとの自主研修です。各グループで設定した探究テーマによって、三島、修善寺、浄蓮の滝方面の3か所を起点としてフィールドワークを実施しました。

 

【達磨山・ラフォーレ修善寺】

修善寺駅をバスで出発後、達磨山を経由して宿舎へ向かいました。晴天時の達磨山からは、駿河湾と富士山を見ることができました。

宿舎では、そろって夕食。その後は明朝の発表に向けて、行動班のメンバーで自主研修の探究活動についてポスターにまとめました。

 

~3日目~

【ポスターセッション】

朝食後は、ポスターセッション形式で全グループが課題探究の中間報告を実施しました。他グループの報告を聞き、刺激となったようです。今回の探究は2学期の最終報告へ向けて継続していきます。

2019h1夏季学校

 

【パノラマパーク】

発表後は、宿舎を出発し、葛城山にある伊豆パノラマパークを訪れました。約8分ゴンドラに乗り展望台へ。伊豆の地形など、今までは資料でしか見られなかった景色を自分の目で360度見ることができました。

 

【柿田川湧水】

最後に訪れたのは柿田川湧水公園です。富士からの湧水は、水量も多く、驚くほどに澄んでいました。また、手で触ってみると、非常に冷たくひんやりとしていました。

 

【沼津昼食】

3日目のお昼は、沼津にて海鮮丼です。駿河湾からの豊かな恵みを存分に堪能する、贅沢な時間となりました。

 

体験し、気付き、考える三日間の活動は、今後につながる時間となったと思います。