山脇学園中学校入学式を行いました。

2014年4月8日

4月8日、春爛漫の日差しあふれる佳き日、中学校入学式を挙行しました。

新YAMAWAKIホールで初めて行われる入学式には、多くのご来賓、保護者の方にご列席いただき、厳粛な中にも和やかな式となりました。

<学校長式辞(抜粋)>

(前略)
ただ今、入学を許可いたしました259名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。厳しい入学試験に合格し、皆さんは本日から、晴れて山脇学園の生徒として勉強することになりました。皆さんが今、胸につけているハートに富士の校章は、その凛とそびえる富士山の姿から、気高さ、強さ、そして健やかな成長を表しています。本学園の生徒として、この清らかな美しさに負けない誇りを持って新しい生活の第一歩を踏み出して行っていただきたいと思います。
(中略)
本校は、昨年度、創立110周年を迎え、新校舎の一期工事が完成し、今年度中には中学の新校舎も完成する予定です。このように本学園は、尊い伝統を守りつつも、常に未来を見据えて新しい方向へと進んで行っております。これから、整った環境の下、皆さんは多くのことを学び、成長されて行くことでしょう。入学式を行ったこの日を深く胸に刻んでおいていただきたいと願っています。
さてこの入学式にあたって、新入生の皆さんに、私から一つお話しておきたいと思います。
皆さんは今、入学の喜びと、今日から始まる学園生活への期待で大変輝いています。新しい友達や先生方に囲まれ、これからどんなことにも挑戦していこうという意気込みにあふれた眩しい顔が、ここからよく拝見できます。勿論、新生活への緊張と不安もあるでしょうが、若い皆さんにとっては、それを乗り越えることも一つの大きな挑戦であり、いずれは貴重な財産となるものです。「初心忘れるべからず」という言葉があるように、この気力あふれる気持ちを忘れないでいただきたいと思います。折にふれて、この入学式に抱いた気持ちを思い出すことで、常に新たな姿勢で生活に臨み、それを充実させていって下さい。
また、毎日の学園生活の中で、「自分で目標を立て」、その目標に向けて「自分に嘘をつかずに努力を続けていって欲しい」とも思っています。一日一日、絶えずチャレンジを続け、成長して行って下さい。日々、新たなことに目を向け、少しずつ努力することこそが、成長のための唯一の方法です。
ところで、皆さんは、若田光一さんと言う宇宙飛行士を知っていますね。昨年の秋にロシアの宇宙船ソユーズに乗り込み、4度目の宇宙飛行を成し遂げた人ですが、先月から日本人で初めて、国際宇宙ステーションの船長を務められています。若田さんは、大学で勉強を終え、最初は航空会社で仕事をしていましたが、小さい頃からの目標であった宇宙飛行士になりました。宇宙飛行士になるためには、健康で、チームで行動できる思いやりがあり、事故が起こっても冷静に行動できるなど、人間的にも優れていることに加え、沢山の勉強をしなくてはなりません。特に若田さんが素晴らしいのは、ロボットアームの操作という、他の宇宙飛行士にはない高い技術を身につけたということです。ロボットアームを上手に動かすことが出来れば、宇宙で沢山の仕事が出来ることを知った若田さんは、「ロボットアームを操作出来るようになる」という目標を立て、練習を続けたのです。宇宙飛行士の試験に合格しても、実際に宇宙に行くために、厳しい訓練を受けなくては行けません。若田さんはそうした訓練に加えて、自分で時間を見つけては熱心に練習したのです。
そんな若田さんは「周りの人はごまかせても、自分自身に嘘はつけません」と言っています。本当に頑張っていることは、誰よりも自分自身が一番よく分かるものなのです。「誰も見ていないし、一日くらい休んでも大丈夫」というのは、自分自身に嘘をついていることになります。やはり自分を見つめて「自分に正直に」頑張ることを忘れないで欲しいのです。
ところで皆さんには、目標がありますか。中学入学の今日、私は皆さんに是非、自分の目標を立てて欲しいと思います。自分が将来どういう人になりたいのか、考えてみて下さい。「化学者になって環境に良いエネルギーを開発したい」「医師になって地球から病気に苦しむ人を救いたい」「作家になって多くの人々を感動させたい」「先生になって世界の貧しい子供たちに勉強を教えに行きたい」など、「自分にはちょっと難しいな」と思うくらいの、大きな目標を立ててください。そしてそれを叶えるためにはどういうことをしたらよいのかを考え、今日から早速、実行してみてください。3日、1週間、頑張って続けてみてください。多分「何も変化ないなあ」と思い、「少し怠けたい」とか「もうやめようかな」という気持ちが出てくるかも知れません。そこからが大切です。ここで、若田さんの「自分に嘘をつかない」という言葉を思い出してほしいのです。もし、自分に正直に1年続けられたら、皆さんは確実に夢に一歩近づいているはずです。何かを毎日続けていくことは、簡単なことではありません。しかし、それでも、自分が見ているからこそ、「自分に嘘をつかず」に続けて欲しいと思っています。また皆さんにはそれが出来ると信じています。
自分なりの目標を持ち、それに向かって真面目に精一杯取り組み、情熱を傾けることは、とても尊いことです。たとえ、目に見えなくとも、その結果は必ずどこかに現れるはずです。また、そうして頑張り続けることは、本当の自分を知ることになり、さらには自分を取り巻く環境や社会を知ることになるのです。山脇学園で学ぶ6年間を通して、自分を大きく成長させていって欲しいと願っています。

<新入生代表の言葉>

2014年中学校入学式9本日は心のこもった式を、私たち新入生のために開いていただき、ありがとうございます。
私たち259名の新入生は、桜の花が舞い散るこの日、創立111年目を迎えた伝統ある山脇学園の生徒になれることをとても誇らしく思っています。
私が山脇学園に入学したいと思ったきっかけは、昨年開催されたサイエンスアイランドでのオープンキャンパスと、山脇祭での体験でした。そこでは、イカやタコなどの海洋生物について学ぶ機会があり、先生方には、様々な質問に最後まで丁寧に説明していただきました。また、面倒を見てくださった先輩方はとても親切でした。
理系の学習施設のサイエンスアイランドだけでなく、イングリッシュアイランドを備えるなど、英語教育にも力を入れている山脇学園は、将来、生物の研究者として世界中で様々な調査を行いたいと思っている私にとって、大変魅力を感じました。
先輩方が築き上げてきた山脇学園の伝統を守りながら、私たち259名の新入生は、それぞれの夢に向かってお互い助け合い、実りある学校生活を送っていきたいと思います。
最後になりますが、校長先生をはじめ先生方、先輩方、これからご指導をよろしくお願いいたします。