中3 「西表野生生物調査隊」

2014年5月29日

科学研究チャレンジ活動に参加している中学3年生44名は「西表野生生物調査隊」として、今年度も西表島にて5泊6日の野生生物調査を実施しました。

5月11日、生徒たちが待ちに待った出発の日、羽田空港に集合した生徒たち顔は一人ひとりが自分の調査テーマにむけての期待で輝いていました。
1日目は、石垣島にむけて出発です。石垣島鍾乳洞、バンナ展望台を見学し早くも道の脇や園内にある植物・動物たちの観察を開始していました。
2日目から、いよいよ西表島に入りました。仲間川をボートで遡りながら川岸に広がるマングローブを見ながら、樹齢400年のサキシマスオウを見学しました。その後、宿泊する白浜の「海人(うみんちゅ)の家」に移動しました。白浜の桟橋にてつり体験。本日の結果は1尾!
その後、地元住民のみなさまに呼んでいただき、現地のお祭り「海神祭」を見学させていただきました。みな厳粛な面持ちで参加させていただきました。夕食後は、避難経路の確認を兼ねた夜の生物調査です。旧道を上がっていくと、ヤエヤマボタルを見ることも出来ました。暗闇に息を潜めていると、あちらこちらで瞬く小さな光に囲まれ、その幻想的な世界に感動で言葉もありませんでした。

3日目は、朝から雷雨です。予定していたナーラの滝へのトレッキングが出来なくなりました。しばらくして雨も上がり、遊覧船でミズウチ川へミズウチの滝の見学へ。午後は、白浜の桟橋よりカヌーで仲良川の河口に入り、干潟に下りて、やっと本格的な調査活動の開始。それぞれのグループが自分達の目的の生物を求め干潟と川岸のマングローブ林を熱心に探索していました。夜は、一回目の報告会。各班ともに少ない時間でまとめ自分たちの調査活動の成果を発表しました。

4日目は、シュノーケリングです。舟浮集落で調査活動を行いながらイダの浜へ出て、午前中は浜から海に入り練習、午後は船で沖に出てのシュノーケリングです。昨年の浜に近い場所でのサンゴ礁調査と違い、大きなテーブルサンゴが広がります。枝サンゴ、熱帯魚をはじめ海の生物たちとの遭遇に大興奮していました。夕方は、地元の方達との交流会になりました。積極的にバーべキューの準備に加わり、おばあからはジューシー(炊き込みご飯)の作り方を伝授していただきました。地元の方々が披露してくださった三線の調べと唄や踊りに最後は生徒たちも加わり大団円に。生徒たちも感謝を込めて合唱を披露しました。

5日目は、星砂海岸での星砂調査です。星砂の成因を探るためはりきって星砂調査と生物調査を行いました。また途中「西表島野生生物保護センター」の見学を行い、西表での生物調査で得たものを重ね合わせながら、職員の方の説明を熱心に聞いていました。その後フェリーで石垣島に戻り、夕食後には2回目の報告会を行いました。1回目の報告会での反省点を踏まえ、各班ともプレゼンテーションの改善や工夫が見られ、何より多くの生物を観てきたことに、自然体験活動支援センターのみなさまや教員陣も驚かせられました。

5泊6日の貴重な体験は、これから先の人生の様々なところに繋がっていくことでしょう。この体験を支えて下さった皆様や保護者の皆様に感謝の気持ちを忘れずに、この経験を生かして次の研究活動に励んでほしいと願っています。
現在、持ち帰ったデータを整理し、オープンキャンパスや山脇祭でのプレゼンテーションに向けての資料づくりと、個人レポートの作成を行っています。機会がありましたら、ぜひご覧ください。

<生徒感想>

〇どこを歩いても発見がたくさんありそれを観察し、調べる、それがとても楽しかったです。何か一つに集中して本で調べるということあまりしたことが無かったので調査活動というものの本当の楽しさを知ることができた良い機会となりました。友人と一緒に生物について語り合ったり、一緒に考察を考えたりなど今までは出来なかったことが出来るようになりました。

〇行く前から見たかった生物、事前調査で調べていた生物を実際に現地で見ることが出来て嬉しかったです。自然にふれあい、たくさんの生物の写真を撮ってフィールド図鑑で調べるたびに、どんどん生物が好きになっていく気がしました。

〇最後に、調査活動をしていて感じたことについて。西表の生物は、本土と違っている。それは本土と大きく異なった環境で生きているからなんとなく分かっていたが、目の前で明らかに見た目の違う植物や動物に出会ったことで再確認することができたと思う。