中学校入学式を挙行しました。

2015年4月9日

4月8日(水)山脇学園中学校入学式を挙行しました。

<学校長式辞>
DSCN9139本日平成27年度山脇学園中学校入学式を挙行するに当たり、このように多くのご来賓及び保護者の皆様に御列席頂きまして、誠に有難うございました。学園を代表いたしまして、厚く御礼を申し上げます。

只今入学を許可致しました262名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
厳しい入学試験に合格し、晴れて本校の生徒となられた皆さんを、山脇学園は心から歓迎致します。
保護者の皆様、本当におめでとうございます。皆様が慈しみ育ててこられたお嬢様方をお預かりして、私共教職員全員、最善を尽くしていく所存でございます。

本学園は1903年に東京市牛込区白金町に創設され、今年で創立112年を迎えます。創立者の山脇玄法学博士は、明治政府の命令でドイツに留学。法律、政治、国法、国家法などを学び、近代日本の法律体系を整えることに関わられた人物です。時代の先を見る目の持ち主で、いち早く男女平等を唱えられました。貴族院議会では日本で初めて、女性に参政権を与える事を提案し、満場一致で否決されましたが、節を曲げず、そのためにはより高度な教育が必要と考え、房子夫人と共に山脇学園を創設されたのです。
初代校長となった房子先生も、女性の教育と地位の向上に力を注がれました。
その様々な業績の一つに、皆さんの着ておられる制服があります。これは房子先生がデザインされた、日本で初めての洋装の制服です。
また、玄博士はドイツ語、房子先生は英語に堪能で、当時先進国であった欧米の要人とも広く交流されました。そして彼等から学ぶべきことは学ぶ一方で、日本人としての誇りを決して忘れませんでした。その毅然とした態度が外国人の尊敬を集めたのです。
このように明治の時代に既にグローバルな見識の持ち主であったお二人の精神は、今もしっかりと本学園の教育理念に活かされております。

さて、本校が白金町から乃木坂を経て現在地に移転したのは、1935年のことでしたが、第二次世界大戦が終わった後に、学園の組織を、現在の中学校、高等学校の形に整え、更に社会の要求に応じて、山脇学園短期大学を設置しました。その後、四大進学志望者の増加に伴い、短期大学は社会的使命を終えたと判断し、山脇学園短期大学の60年に及ぶ歴史に終止符を打ち、持てる力を全て中高に特化することにして、山脇ルネサンスと名付けた改革をスタート致しました。
日本の社会が時代の流れと共に大きな変化を遂げていく中で、山脇学園は女子教育の中核で有り続け、現在では多くの卒業生方が、社会の様々な場で活躍しておられます。

ところで新入生の皆さんは、これから始まる学園生活への期待と緊張感で一杯であると同時に、何事にも力いっぱい挑戦していこうという決意に満ちておられることと思います。どうかその決意を忘れずに、失敗しても困難に直面してもくじけず、乗り越えていってください。そうすることで、人は成長するからです。
それに加えて、人間の脳は今の皆さんの年齢で最も重量が増すことが解っています。
新しい環境で、新しいお友達と出会い、其々の個性の違いを知り、人の気持ちを理解しようと努め、お互いに切磋琢磨して勉強したり、楽しんだりすることで、脳のネットワークが増えるのです。このネットワークは脳を使わずにいると衰えます。一方、使えば使うほど、何歳になっても、脳は活き活きと働くということも解っています。様々な問題を乗り越えてこそ人は成長するというのは、このことだと思います。

先ほどお話した初代校長山脇房子先生がそれを実証しておられます。明治維新で武士階級が廃止されたときに、みなさんと同じ年頃であった房子先生の境遇は激変しました。しかし先生は負けませんでした。病弱なお母様に代わって幼い弟妹の面倒を見ながら、優秀な成績で松江の師範学校を卒業。その後上京し、独学で英語をマスターされたのです。奉仕の精神と強い意志で困難を乗り越え、優れた教育者として大成されました。
皆さんも、山脇学園の創立者であり、女性としての大先輩でもある房子先生を見習い、山脇生としての誇りと品位を保って学園生活を送ってください。「ハンサムという言葉は、人の外見を褒める言葉ではなく、人の行いを褒める言葉である」という格言の意味をよく咀嚼して、元気に、真剣に、楽しく、毎日を過ごしてください。

最後になりましたが、保護者の皆様に申し上げます。
此の度大切なお嬢様方を本学園がお預かりすることになり、教職員一同、この重い責任を全うする為に全力を傾けてまいります。私どもの目標は、ご家庭と学校が力を合わせ、お嬢様がたの学園生活を最良のものにしていくことに尽きます。深いご理解とともに、学校運営へのご協力を、心よりお願い申し上げます。

新入生の皆さんが心身ともに健やかに、有意義な学園生活を送られることを願い、式辞と致します。

<新入生代表の言葉>
DSCN9152やわらかな風が吹き、若葉の緑が目にも鮮やかな春、私たち新入生262名は憧れだった山脇学園の制服に身を包み、入学式を迎えることができました。本日は、このような立派な入学式を行っていただき、ありがとうございます。山脇学園の生徒の仲間入りができたことを大変うれしく思います。
私が山脇学園の入学を目指したのは、夢への大きな一歩を導いてくださる学校だと思ったからです。私の夢は、世界でも活躍できる歯科医師になることです。その夢を現実へと近づけていける学校が山脇学園だと感じました。
サイエンスアイランドやイングリッシュアイランドなど、素晴らしい環境の中で幅広い知識やスキルを身に付けていきたいです。これから特に英語力を伸ばしたい私にとって、イングリッシュアイランドの存在は学びたい気持ちをかきたてられました。山脇学園ならではのカリキュラムに、今からワクワクしています。礼儀作法や伝統も学び、女性としての教養も深めていきたいと思います。これから始まる学園生活への不安もありますが、期待で胸がいっぱいです。
結びになりましたが、校長先生をはじめ諸先生方、温かいご指導をよろしくお願い致します。これからお世話になる方々への感謝の気持ちを忘れずに、山脇学園の生徒としての自覚を持ち、志高く夢に向かって成長していきたいと思います。
I’m looking forward to being a student at Yamawaki Junior High School.
Thank you.

 

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入学式後、教室で初めてのホームルームを行いました。

雨天でしたので、校内の施設で記念撮影をされる方も多くいらっしゃいました。

明日からいよいよ、山脇生としての生活がスタートします!