「折原校長先生お別れの会」を行いました。

2014年9月19日

3去る7月17日 68歳で逝去された折原修学校長先生のお別れの会を、9月19日、本学園山脇ホールで行いました。
多数のご来賓のご臨席と、ご弔辞を賜り、折原先生の在りし日のお姿に思いを寄せました。式典終了後には、ご参列者の方々に献花をいただき、先生のご冥福をお祈りいたしました。

<山脇学園理事長 山脇恭 ご挨拶>
ご来臨の皆様。本日は、故・折原修 山脇学園学校長のために、このように多くの方々がご列席くださったことが本当にありがたく、心から御礼を申し上げます。
今年の初め、折原校長から、病巣が小さくなったので卒業式も入学式も勤めると言われました。この分なら、きっと回復されることと、ほっとしたものでございます。しかし今になってみますと、あの時校長は、これが最後の卒業式そして入学式であると、覚悟を決めておられたものと思われます。
あのゆったりと穏やかな口調で、卒業生には輝かしい未来を、そして新入生には早く新しい学校生活に慣れて楽しい日々を送るようにと願う、いつもながらの名スピーチでございました。これが最後になってしまったことが残念です。(中略)
5平成20年、山脇学園が短期大学を閉学し、中学高校に特化していくことに決めてからは、これからの学校がどうあるべきかについて、折原校長と大いに意見を交わしたものでございます。つい昨日のことのように思われる、その時の議論が、現在の山脇ルネサンスの基盤となっていることに感慨を覚えます。そして平成22年、本格的にルネサンスを開始してからは、折原校長が包容力をもって、校内の様々な意見を纏め、着実な成果を残してくださいました。折原校長なくしては、今の山脇のすがたはなかったといっても過言ではないのです。
来年3月には第二期工事が終わり、建物関係の改革は一段落いたしますが、山脇ルネサンスの真価が問われるのはこれから、というときに旅立たれるのは、さぞかし無念であったと存じます。私ども教職員一同、折原校長亡き後もその遺志を受けて、生徒に最良の学びの場を提供するという、学校としての究極の目的を果たすために、努力してまいります。
どうぞ皆様には、改革の成就に向かって進み続ける山脇学園を、これまでと変わらず、支えてくださいますようお願い申し上げて、ご挨拶にかえさせていただきます。

<代表生徒より 折原先生へお別れの言葉>
折原先生の教えを受けた山脇生として、私たちはここに、深く哀悼の意を表します。
山脇学園の生徒は皆、中学一年生の時、折原先生に道徳の授業を受け持っていただきます。この授業は山脇生にとって、とても貴重でかけがえのないものです。まだ中学校に入ったばかりの私たちに、折原先生は広い視野を持つことや、女性としての在り方、人に尽くす心を教えてくださいました。その中でも私は「時を守り、場を浄め、礼を尽くして、身を正せ」という言葉が一番心に残っています。この志を持ち続けることが、山脇生としての誇りであり、女性としての在り方だと学んだのです。
思えば、私が中学生徒会長になり、先生にご挨拶に伺った際、先生は「初めてのことでわからないこともあるとは思いますが、一年間よろしくお願いします」と優しくお声をかけてくださいました。その時、私は会長であることを改めて自覚し、学園が生徒にとって過ごしやすい場所であるよう、努めようと思いました。その気持ちは、高校生徒会会長になった今も、変わらずにあります。そして、今年もまたご挨拶に伺えるとばかり思っていましたので、とても残念に思います。
折原先生に教えていただいたことを常に心に留めて、女性としての本質を磨き、時代の流れに適応できる教養高き女性を目指して、日々努力して参りたいと思います。これからも山脇生の成長を見守って下さることを願い、生徒一同心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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・代表生徒によるお別れの言葉 ・全校生徒が一人ひとり想いを綴った色紙の奉呈

式典の最後に、折原先生のご生前のスピーチより、生徒の皆さんへのメッセージが流れました。

<折原先生から生徒へのメッセージ>
私は、みなさんがすでに幸運に恵まれた道を歩んでいると思います。もちろんこれは単なる偶然ではなく、あなた方一人ひとりの努力によってもたらされたものであることでしょう。しかし、これからの道を素晴らしいものにしていくためには、さらなる努力が何よりも大切なのです。人間は誰しも、つい、たやすい道に流されてしまうという弱さを持っていますが、それを克服する努力を怠らず、進んでいってほしいと願っています。
そしてそれとともに、これからは周りの人々に優しい心をもって接することのできる人間になってください。優しさというのは、相手の立場に立ってものを考えて行動することからうまれます。相手のことを考えるということは、実は、社会におけるいちばん基本的なマナーだと言ってもいいと思います。どんな状況にあっても自分の歩むべき道を切り開く努力を続け、そして、どんなときにも優しさを持ち続ける、そんな女性として生きていってほしいと願っています。

ご参列の皆様より献花をいただいたあとに、全校生徒が献花を行いました。

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お忙しい中、ご参列くださいました皆様方には、厚く御礼申し上げます。